有名ブログであるバズ部さんの記事を読んでいたら、「僕のブログも高速化しよう!」と思って全力でやってみたら、以前よりも高速化できた。ブログ本体だけじゃなく、管理画面も高速化したっぽい。
参考にしたのは、こちらの記事。
「GTmetrix」で計測したら、高速化を行う前は表示に6秒くらいかかってた。トップページじゃなくて、記事ページ。それが、今回の作業のおかげで3秒くらいまで短縮できた。
改善前のスクショを残してなかったのが悔やまれる。ちなみに、ワイズクラウドのトップページは2秒くらいで表示されるようになった。広告とかウィジェットとか使ってないからトップは高速。
ただ、Googleの「PageSpeed Insights」で計測すると、「まだまだ改善必要だよ!」と言われるのが残念。これよりももっと遅い人気ブログもたくさんあるからオッケーということにしている。
というか、これ以上何をしたらいいのかわからん。高性能サーバーに引越すくらいしか。モバイルの結果がこれ。
パソコンの結果はこっち。
ワイズクラウドの読者なら、この速度の変化に気付いてくれると信じたい。僕の体感だと、かなり速くなった。
WordPressを高速化するとどうなるのか
SEOにいいということ
Googleで上位表示しやすくなる可能性がある。だから、できるならやっておいたほうがいいと思った。海外SEO情報ブログさんでも、このことが語られていた。
>>ページの表示速度はレンダリングとクローリングの2つの側面でSEOに関係する - 海外SEO情報ブログ
ユーザーにやさしいブログになる
個人的に、表示が遅いサイトって嫌い。その時点で、見る気がなくなる。そういうユーザーにとっては、やさしいブログになるはず。
自己満足
表示が速いサイトが好きなので、今回の施策は自己満足の一環でもある。自分のブログが爆速気味になって、うれしい。
僕のWordPress環境を少し
レンタルサーバーはロリポップのエンタープライズプラン
エックスサーバーも魅力的なんだけど、愛着のあるロリポップを愛用し続けている。WordPress専用のキャッシュシステムも無料で付けられたし。
WordPressテーマはSTINGER PRO
WordPressテーマを何にするかによっても、WordPressの表示速度はかなり変わってくる。僕が使っているSTINGERシリーズは表示が速いのでおすすめ。PROは有料。
ここからは、実際に何をやったのかを書いていく。
WordPressプラグインの見直しで高速化
画像を圧縮してくれる「EWWW Image Optimizer」を導入
「EWWW Image Optimizer」は、WordPress内の画像を圧縮して軽くしてくれるプラグイン。さっきのバズ部さんの記事で紹介されていたので使ってみた。
今までにアップロードした画像を圧縮したり、新規でアップロードする画像の圧縮をしてくれたりする。これはかなり効果があった印象。
画像の読み込みを後回しにしてくれる「Lazy Load」を導入
これもバズ部さんの記事を読んで導入。プラグインをインストールして有効化するだけでオッケー。画像の読み込みを後回しにしてくれるので、高速化に繋がる。導入して思ったけど、なかなかいい感じ。
「W3 Total Cache」の設定を見直しした
以前から、キャッシュ系プラグインの「W3 Total Cache」を導入している。ただ、予約投稿が上手くできなくなったという理由で「Object Cache」を設定していなかった。
最近は予約投稿も使わなくなったので、高速化を目指してObject Cacheも設定しておいた。
「WP-Optimize」でデータベースの整理をした
前はデータベース系のプラグインを使ってたけど、最近は使ってなかったのでデータベースにゴミが溜まってた。この機会に、「WP-Optimize」というプラグインでデータベースの中のゴミを掃除した。高速化に貢献できたのかはわからないけど、個人的に満足。
プラグイン「All In One SEO Pack」を消して高速化
「All In One SEO Pack」でやってたこと
「P3 (Plugin Performance Profiler)」というプラグインで調べたら、SEO対策には欠かせないと言われている「All In One SEO Pack」がなかなか重いことに気が付いた。
そんなに使いこなしていたわけでもないので、この機会に廃止することに。
「All In One SEO Pack」でやってたのは、
- XMLサイトマップの送信
- FacebookのOGP設定
- Twitterカードの設定
くらいなもの。「All In One SEO Pack」じゃなくてもできそうだったので、思い切って変えてみた。
XMLサイトマップの送信は「Google XML Sitemaps」に
前はこのプラグイン「Google XML Sitemaps」を使ってXMLサイトマップを送信していた。なんでかはわからないけど、「All In One SEO Pack」でやるようになってたので、専用のプラグインに戻した感じ。
FacebookのOGP設定はプラグインなしでやった
プラグインを使いすぎると重くなる。そういうわけで、ここはプラグインなしでやることに。ちなみに、FacebookのOGP設定をしておくと、Facebookでシェアされたときに記事の画像がFacebook上でしっかり表示されるようになる。
参考にしたのは、プロブロガーであるヨスさんの「ヨッセンス」のこちらの記事。非常にわかりやすかった。感謝。
>>[ WP ] OGPとは? WordPressにプラグイン無しで設定する方法 - ヨッセンス
Twitterカードの設定もプラグインなしにした
Twitterカードは、Twitter版のOGP。これを設定しておくと、ツイートしたリンクがカッコいい感じになる。これも、ヨッセンスさんの記事を参考にした。さっきのFacebookのOGP設定をしておけば、簡単にできる。
>>[ WP ] Twitter Cards(ツイッターカード)をプラグイン無しで設置設定する方法 - ヨッセンス
※「STINGER PRO」に変更したところ、デフォルトでこれらの機能が付いていたので、今は特に設定していない
STINGERに「All In One SEO Pack」は必要ないらしい
制作者であるENJIさんがそう公言している。それに逆らって使っていたわけだけど、今回の高速化のために消えてもらった。これが高速化にどこまで貢献しているのかは定かではないが。
レンタルサーバー「ロリポップ」の設定を見直して高速化
PHPのバージョンを変更した
これが結構大きかったかもしれない。サーバーのPHPバージョンなんて気にしてなかったけど、管理画面で「これにすると高速化できる!」と書いてあったので、設定変更してみた。
スタンダードプラン以上だとこの高速バージョンが使えるらしい。設定変更もすぐにできる。PHPはたまに新しいバージョンが出るので、定期的にチェックすることをおすすめする。
遅いことで有名だったロリポップも進化している
サーバーの移管で高速化されたり、PHPバージョンも進化したり。ネット上では「遅い」などの評判で有名だけど、進化している。コストを考えても、十分すぎるパフォーマンスになってきていると感じている。
高性能サーバーに引越すのもあり
本気で高速化しようと思うのなら、エックスサーバーみたいな高性能サーバーを使うのもありみたい。有名なブロガーさんの多くはエックスサーバーを使っているそうな。僕としては、安くてそこそこ高性能なロリポップで満足している。
>>エックスサーバー
あとは、「MixHost」というレンタルサーバーがマジで高速でいいらしい。
>>MixHost
Googleアドセンスの表示数を減らした
Googleアドセンスは重すぎる
ちょっと前までは、記事の中間と終わりにアドセンスを配置していた。しかし、前から「アドセンス重い!」というのはわかってたので、思い切って最小数にすることに。アドセンスを表示してない記事もかなり増えた。
アドセンスを記事ごとに設置する方法については、前の記事で書いてた気がする。あ、方法を紹介してるだけか。
収益化は別のところでやっているので大丈夫
アドセンスの収益なんて、僕のブログではたいして重要じゃないので、気兼ねなく廃止することができた。ASPアフィリエイトをちゃんとやったほうが収益化はできている。
WordPressを高速化しようとしてやって、やっぱりやめたこと
「JET PACK」の「Photon」の導入
バズ部さんの記事で紹介されていたCDNサービスなるもの。高速化に役立つサービスらしい。それを設定するために必要だと書いてあった「Cloud Flare」をググってみたところ、ENJIさんのこんな記事を見付けた。
>>CloudFlareよサヨナラ! WordPressの表示速度が改善するプラグイン「Photon」 - ENJILOG
この記事によると、「Cloud Flare」だと不具合が出ることもあるから、WordPressの運営会社が提供する「JET PACK」の機能を使えば同じような高速化ができるということ。早速このENJIさんの記事を参考に導入してみた。
僕のブログは画像が少ないせいか、逆効果だった
すると、逆に遅くなった。GTmetrixで計測した結果だから、間違いないはず。そもそも、「JET PACK」の「Photon」という機能は、画像の読み込みを分散して高速化してくれるものらしい。
僕のブログ、ほとんど画像使ってないせいか、効果がなかった。
画像が多いブログだと効果的かも
僕のブログではこうだったけど、画像をそこそこ使っているブログでは効果的みたい。一度導入してみることをおすすめしておく。
高速化のために前からやっていること
キャッシュ系プラグインの導入
キャッシュ系プラグインは、「W3 Total Cache」のみになった。データベースのキャッシュは別のプラグインでやってたけど、今回の高速化施策を機に「W3 Total Cache」に統合した。
「W3 Total Cache」は設定が面倒だけど、バズ部さんのこちらの記事を参考に設定したら、普通にできた。
>>W3 Total Cache のおすすめの設定方法 - バズ部
軽いWordPressテーマを使う
重いテーマは本当に重い。WordPressテーマの変更は面倒だけど、速いのがあったら速いのに変えたほうがいいかも。高速化を目指すのなら。僕が使っているSTINGERは、無料WordPressテーマの中でも、高機能で表示が軽いことで有名。
無駄なブログパーツは使わない
FacebookのPage PluginとかTwitterのフォローボタンとか設置したいんだけど、重くなるから簡素なボタンにしている。そんなにフォローされないから、これでもいいかなと思っている。
高速化によるSEOへの影響
冒頭で「SEOにいい」と書いたけど、検索順位はいろんな要素が組み合わされて決定されるので、「高速化だけすればいい」というわけではない。しかし、やれることはやったほうがいいので、「自分のブログ遅いな」と思っているのなら、高速化してみることをおすすめする。