投資の勉強方法!本やセミナーと経験で脱初心者を目指す

投稿日:2015年5月21日 更新日:

投資を8年くらい続けている僕。始めてから今まで、本当にたくさんのことを勉強してきたように思う。その経験から言えることは、「投資をするなら、本気で勉強したほうがいい」と、「勉強したからと言って、上手くなれるわけでもないのが投資」ということ。

投資は、楽して儲かる手段じゃなかった。堅実にお金を増やす道を模索したほうが、全体的な利回りは向上している気がする。

ネット上には、株やFXの胡散臭い体験談など、甘い誘惑が溢れている。脱初心者を目指すだけじゃなく、そういう「胡散臭い情報」から身を守るためにも、投資の勉強はしておいたほうがいいと思う。

もしかしたら、投資の現実を知って撤退する人もいるかもしれない。現実ってのはそんなもんだ。夢と妄想だけで勝ち抜けるわけじゃない。

ここでは、僕がやってきた「投資の勉強」について書き綴る。どれか一つでも参考になれば幸いだと思っている。

はじめに~投資初心者の勉強方法

予備知識を得てから投資の世界へ

投資において、予備知識は必要だ。何の知識もないと、株の買い方、投資信託の買い方、不動産の買い方さえわからない。投資を始めるには、必ず予備知識が必要になる。

たとえ、株の買い方がわかったとしても、今度は「どの銘柄を買えばいいのかわからない」という問題に直面する。これは、不動産でも何でも同じこと。予備知識がないと、投資の世界は歩けない。

本で学ぶのが主流。苦手ならセミナーでも

投資の本はたくさん出版されている。中には、使えない本もあるけど、勉強になる本もたくさんある。僕のおすすめの本は記事の終わりのほうで紹介しようと思う。

「本を読むのが苦手!」という方もいるはず。そんな方は、セミナーで勉強してみるのも悪くない。やっぱり、いいセミナーと悪いセミナーの区別が難しいという問題が浮上するけど。

ある程度を知識が身に付いてから

本当に少ない金額で投資を始めてみる。これが僕がやってきた勉強法の簡単な流れ。百聞は一見にしかず。やってみると更にわからないことが出てきたりするので、もっと勉強する。そんな中で、結果が出たり損をしたりで経験も積み重なっていく。

勉強して、実践して、悩んで、また勉強して、経験して・・・。このサイクルを繰り返すと、投資の知識がどんどん身に付く。経験するのが、一番の勉強方法だと思っている。

僕の場合、一万円くらいで株を始めた。「なくなってもいい」というお金で始めるのが大事。これは絶対。

不動産投資だと、気軽に「とりあえず買ってみるか!」というのが難しいのが難点だと思われる。練習っぽく少額でやるような分野じゃないし。

ここからは、「僕はこんなこと勉強した!」というのを書いておく。

お金の勉強はマジで大事

投資で何ができるかを考えれば

「一生お金に困らない3つの力」という本によると、お金には3つのスキルがあるという。それは、「稼ぐ」「貯める」「増やす」の3つ。投資は、3つ目の「増やす」になる。

この3つのスキルがバランスよく養われてこそ、お金に強い人になれるというものらしい。投資暦が6年目くらいだった僕でも、しばらくこれに気付いていなかった。

投資は、お金を増やす活動。お金全般の知識を身に付ければ、自分がやっていることがよく理解できてくるものだと悟った。

お金の勉強をする方法

これまた、本を読むのが主流。その他、実際に投資をしたり、バランスシートを作ったりして学んできた。「株の必勝法」みたいなのを勉強するよりも、本質的なことを勉強したほうが効率的だと思ったから。

小手先のテクニックだけじゃなく、お金を理解して扱う能力があったほうが、もっとレベルの高い投資家になれるはず。

お金の勉強方法!お金を知りたいときにおすすめのセミナーや本など

会計の知識、会計リテラシーを学ぶ

お金の流れを読む力を養う

これもお金の勉強に付随する話。

例えば、トヨタの株を100万円分買ったとする。その100万円は、どこに行ったのか。また、これからどうやって流れていって、どうやって自分のところに返ってくるのか。

会計の知識(簿記の知識)があると、お金の流れを視覚的に捉えることができるし、いちいち帳簿に書かなくても、何となくお金の流れを読めるようになってくる(これを会計リテラシーと言うのだとか)。

投資をやるとき、会計の知識、会計リテラシーはかなり役立つ。お金の流れを読めれば、どこに投資すべきかも何となくわかるようになってくるものだと感じている。

決算書の読み方を理解しておく

僕は、投資を本気でやりたいがためだけに簿記の勉強をした。そこまでやらなくても、「決算書の読み方」みたいな本で会計の知識はある程度身に付けることができる。あとは、実際に企業分析をすれば、かなり理解できてくる。

ちなみに、僕はずっと株式投資をやってきているので、こういう勉強もすることになった。不動産投資なんかの場合、もっと違う知識がっ必要になることは目に見えている。

不確実性とリスクについて勉強した

投資に付きまとう不確実性について理解する

これ、一番大事だと思う。不確実性とは、面白いもの。勝率10%の投資をしていたとしても、たまたま勝ってしまうこともある、みたいに。たまたまでも勝ってしまった投資家は、「自分には才能がある!」なんて勘違いする。そんなことが、現実世界では繰り返されている。

この傾向は、初心者だと特に強い。何も知らない世界で、勝てた。つまり、自分には才能があるのだと。不確実性を知らないと、確率論的に考えることを知らないと、事実が見えない。

リスクがない投資について理解する

投資の世界では、不確実性が付き物。リスクのない投資なんて滅多にない。そんな世界だから、勝率の低い投資でたまたま勝つこともあるし、勝率の高い投資でもたまたま負けることもある。

そもそも、「リスク」とは何なのか。専門的に言うと、「損失の可能性がある」では不十分。リスクがあるとは具体的にどういうことなのか、リスクがない投資とはどんなものなのか。リスクの意味を知れば、投資に対する見方も変わるかもしれない。

リスクが少ない投資|ほぼ確実で安全にお金を増やす方法

自分が投資するものについて理解を深めた

それに投資する意味を勉強した

僕の場合だと、株式投資。株式投資では、お金を出して「株式」を買うことになる。その株式は、市場で取引されているので、価格変動がある。ただ、本質はそこにはなかった。

株式を買うということは、どういうことなのか。何が起こっているのか。株式にはどんな意味があるのか。僕は、株を買っているのにこんなことも理解していなかった。ルールを知らないでサッカーをするようなものだった。

投資したお金はどう働くのか

そのことに気が付いた僕は、会社法なんかを勉強して、「株を買うとはどういうことなのか」を勉強した。自分が何をやっているのかが理解できれば、その投資の本質も見えてくる。これによって、僕の投資スタイルは大きく変わった。そのせいかわからないけど、結果も伴ってきた。

「そのせいかわからない」というのは、結果と因果関係の話。立証は難しい。「勉強したら、テストでいい点取れた!」という結果を手に入れたとしても、どの勉強がどれくらい結果に関係しているのかは立証できない感じ。

小手先のテクニックじゃなく、本質を理解する

必勝法の本はよく売れるらしい。僕は、そんなもの役に立つとは思っていないけど。必勝法のような小手先のテクニックではなく、その投資の本質を理解する。投資信託を買うってどういうことなのか。不動産を買うってどういうことなのか。債券を買うってどういうことなのか。為替取引では何が起こっているのか。

本質が見えれば、自ずと「本質を捉えた戦術」も見えてくるものだと、経験から感じている。

投資と投機の違いを知った

投資とギャンブルの境目とは

ギャンブル的なマネーゲーム。それが「投機」。「投資」とは別の物もの。面白いことに、投資をやっていると勘違いして「投機」をやっている個人投資家はかなり多い。僕も前はその違いがわからずに「投機」をやっていた。

ギャンブル的な投資から抜け出すために

そこで役に立ったのは、確率論。株を例にすると、どうなるかわからない株価の動きを追いかけるのは投機。ランダム性が強すぎる。株を「投資」にするには、企業が生み出した新たな富を受け取る必要があると。

そっちのほうが確率的には確実性が高いから。投資は、ビジネスに近いもの。投機は、ギャンブルに近いもの。

それに、株式って、本来そういうものだし。本質を理解していないと、ここも理解できなかった気がする。

本当に何が起こるかわからないマネーゲームは投機。ある程度利回りが予測できるのが投資ってところかな。世界一の投資家バフェットがこんなことも語っている。

あなたが投機家なら、株価がこれからどうなるかを見るだろう。あなたが投資家なら、企業がこれからどうなるかを見るだろう

投資の勉強ができるおすすめの本を紹介

簡単にまとめたけど、以上が、僕がやってきた投資の勉強のはず。少額で始めて、失敗や成功を重ねて、もっと上を目指したくて、勉強してきたこと。書き忘れてることがあるかもしれないので、そういうのを見付けたら追記する予定。

ここからは、投資の勉強ができるおすすめの本の紹介。投資の初心者にはちょっと難しい内容の本もあるかもしれないけど、あしからず。

まぐれ - 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

不確実性とリスクについてかなり学べる本。一番おすすめ。投資をやるなら絶対に読んでおくべき本だと言える。

敗者のゲーム

株式投資や投資信託をやるなら読んでおきたい。数学的に考えた、投資の具体的戦術を教えてくれる。

投資家が「お金」よりも大切にしていること

投資とお金について考えさせられた良書。投資の本質を教えてくれる。

金持ち父さんの投資ガイド - 入門編

金持ち父さん流の投資論。その辺の本とは一味も二味も違う。金持ちの投資術を学ぶのも面白かった。

投資の勉強ができるおすすめのセミナー

ファイナンシャルアカデミー「不動産投資の学校」

独学では難しいと思われる不動産投資のやり方をじっくり教えてくれるセミナー。まずは無料体験に行って、気に入ったら本コースを受講するスタイル。かなり実践的な内容らしい。無料体験会は東京と大阪で頻繁に開催中。

不動産投資の学校 - ファイナンシャルアカデミー

「不動産投資の学校」の無料体験学習会に参加したので感想でも

やめる勇気も必要だと思っている

冒頭でも書いたように、投資は、勉強すれば上達するというものでもない。練習すれば上手くなることもあるけど、実力と結果がそんなに関係ないこともしばしば。

「自分には無理だ!」と感じたら、大損をする前に撤退するのも賢明な判断。損をするくらいなら、銀行預金でわずかな金利を受け取ったほうがよっぽどお金になる。やめることは、常に選択肢に入れておくべきだと思う。

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