投資は儲かるの?投資は儲からないの?投資の真実

投稿日:2015年4月3日 更新日:

7割~8割の個人投資家は損をする。これが投資の現実ってやつらしいじゃないですか!

NISA(少額投資非課税制度)が始まり、テレビでも「投資しよう!」みたいなCMが流れ、ブログ界隈でも広告収入目的で投資を推しまくる人たちが溢れている昨今。どうも、ケントマンです。

NISA(ニーサ)で投資家デビューを考えている人の危険な思考

そういう僕はずっと投資(最近は投機)をやっているわけなんですけど、投資を勉強すればするほど「投資で儲かるのはかなり難しい」と感じざるをえない。難しいんだな、投資の世界って。

あなたは知っていますか?投資の現実

「投資」という言葉を目にする機会が増えているので、投資を身近に感じ始めている人も増えていることでしょう。そういう人は、マーケティング戦略にはまっているだけというのに気が付かないんだな!

投資の現実っていうのは、甘くない。前のブログでも一度書いてるんだけど。リメイク版でお届けしますぜ!

投資をやると基本的に損をする

投資っていうのは、通算で利益を出さなきゃいけない。それができないなら、貯金していたほうがかなりマシだった!という話になるわけで。

ところが、統計データによると、個人投資家の7~8割は通算で損をしている。「長くやれば上達して、儲けられるようになる」ってわけじゃなく、投資に関わっていると、高い確率で「通算で負ける」という散々な結果になる模様。

一時的な儲け・一時的な損失は当たり前

株を買って、一時的に儲かった!では、その人には才能があるのか?いや、そんなことはわからない。ほとんど、「まぐれ」でしかない。

市場には、ばらつきがある。ノイズがある。「たまたま」を拾うことなんて、誰でもできる。一時的に儲かるのは当たり前。損をするのも当たり前。そういうのを全部合わせて通算で勝たなきゃ意味がないんだけど、これができる人が2~3割という悲しい現実があるのさ。

「自分は才能がある!」と大抵の人は思い込む

車の運転でこういう話があるじゃないですか。「ほとんどのドライバーは、自分が他人よりも運転が上手いと思い込んでいる」と。

投資の世界でも、それは同じ。「勝てる方法」を知ったとか、めっちゃ勉強したとか、実際に儲かった(儲かっている)とかで、「自分に才能はある」と思い込んでいる人はたくさんいる。

そういえば、「まぐれ」っていう本によれば、「投資家は運を実力と勘違いする」らしい。人間の脳みそは、確率的に物事を考えられるようにはできていないんだってさ。

確率的に勝てるポジションにいるのか?

確率論的な話をすると、投資では常に勝てるポジションにいないと通算で勝てないとのこと。確率的に負けるポジションにずっといると、短期的に儲かっているように見えても、いつかは「大数の法則」に従って、素直に負けるのだとか。

勝てるポジションって「いつも利益が出る」という話じゃなくて、「勝率60%」とかいう感じ。勝率60%なら、ずっと続けていれば通算で勝てるってことでしょ?そういう話。

もっと言うと、「期待値がプラスか?」とかの話にもなってくるのだけれども、専門的な話になって話が長くなるので割愛。気になる人は、「まぐれ」を読んでみて下さいな。めっちゃ面白い本ですから。

ゼロサムゲームに参加すると負ける

投資というか、投機(株価を追い掛けるようなあれ。大半の人が「投資」と勘違いしてやっているもの)は、ゼロサムゲームと言われる。お金を奪い合うマネーゲームでは、結果は「ゼロ」になるという話らしい。

この理論が本当だとすると、証券会社に手数料支払いまくっているトレーダーは、手数料分損をするということだ!

いつかは平均に回帰するのだ

長期投資を基本とした場合でも、「いつかは平均に回帰する」らしい(「敗者のゲーム」より)。

つまり、どんなに今がよくても、長い目で見ると結果は「平均に回帰する」ということ。平均以上になるのはかなり難しいと。ついでに言うと、ほとんどの人は心理的な問題や経済的な問題で「平均以下」にしかならないんだとさ。

「今がチャンス」で参入する人は負ける可能性が高い

投資信託とかの営業マンに多いのが、株価が上がっているときに「今がチャンスですよ」というセールストークを使って勧誘するマジック。それを使うと、正に「今がチャンス!」ですよね。

ところがどっこい、「敗者のゲーム」や世界最高の投資家のアドバイスにもあるように、株式とかを買うなら、上がっているときじゃなくて、「みんなが悲観的になってるとき」なんですよね。

「安く買って高く売る」で利益が出る。高く買っても、安く売るしか道はないかもしれない。まあ、これからどうなるかなんて誰にもわからないわけだから、そこは個人の自由ってことでもあるんだけど。

絶対に儲かる!は基本的に胡散臭い話

絶対に儲かる投資の話なんて、インサイダーにでも手を出さないとなかなか実現できない。素人が手に入れられる情報で儲かるなら、みんな苦労しないですよね!

無リスクで利益を出すことができる「裁定取引」なんていうのもあるけど、計算ミスったらリスクがあることになるし、専門的な知識が必要なので、誰でも手を出せるわけじゃーないんですがな。

「NISAは儲けやすい!」なんてただの勘違いよ

たまにいるんですよね。「NISAって儲けやすいんでしょ?」なんて都合のいい勘違いをしている人が。結論から言うと、「リスクは一緒」なんですよね。

NISAは、利益が非課税になる制度(限度額などの制約はあるけど)。つまり、儲かったら、税金が少なく済む制度ってだけなのであり、決して「儲けやすい制度」ってわけじゃないんですよ!

ここを勘違いしてはならん!儲かってから「課税・非課税」って話が出てくるんだから!

大抵の人は、定期預金を選んだほうがいいかもよ

投資をするのは個人の自由。どうぞ、勝手に始めて下さいな!

でも、ほとんどの人(7~8割)は通算で損をするわけだから、金利のいい定期預金を選んでおいたほうがよっぽど利口ってことになりますよね!統計的に考えると!

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