簡単に言うと、「定期預金のほうが口座にお金が残っている可能性がずっと高いから」です。
※定期預金は、「この期間は、この預金は動かしませんよ」と約束する預金。
預金を動かさないと高い金利が貰える
銀行は、いろんな人が預けてくれたお金を、いろんな人や企業に貸す(融資する)ことで利益を上げることをメインのビジネスとしている企業です。いわゆる「金貸し」ですね。
つまり、預金が銀行により多く残っている方が、融資するための原資が多いことになる。だから、「この期間は、この預金は動かしませんよ」という約束をする定期預金を使ってくれる人には、普通預金よりも高い金利をくれるってわけです。
普通預金なら、簡単に引き出せてしまいますからね。
ちなみに、最近では融資による金利収入がイマイチなので、保険や投資信託などの金融商品を売り、手数料を稼ぐことにも必死になってるとか、いないとか。
定期預金は途中解約もできるけど
途中解約もできますが、途中解約すると、定期預金をする意味があまりなくなってしまう。約束を破ると、定期預金だからこその金利が受け取れなくなるってところ。
銀行によって金利の高さは違う
なので、「定期預金をしよう!」と思ったら、自分が口座を持っている銀行だけで考えないで、「どの銀行の定期預金が金利が高いか?」を考えてからやるというのも、一つの戦略。
まあ、ゼロ金利に続き、日銀のマイナス金利政策があったりもして、どこの銀行でもそこまで高い金利は受け取れないのも現実だったりするんですけど。
定期預金の商品は銀行によって違う
新生銀行の「二週間満期定期」のように、銀行によってユニークな定期預金を用意していたりもするので、その辺も含めて調べてみるのも悪くないかも。
定期預金の受け取り金利は課税対象
非課税じゃないのでご注意を。
定期預金をやるべきか
普通預金よりはいくらかマシなので、「やらないよりはやったほうがいい」というところでしょうね。
素人が、確率的に負ける投資に手を出して損をしてしまうことも結構あります。そのことを考えれば、ほぼ確実に普通預金よりもお金を増やせる定期預金をしたほうが、よっぽど利回りが良い。そんな考え方も可能です。
まあ、自分のお金をどうするかなんて、その人の勝手ですけど。
※個人的には、銀行などの営業マンが勧めてくる「投資商品」や「保険商品」なんかは買うべきじゃないと思ってます。上で書いたように、基本的に手数料狙いですし、手数料だけが無駄に高い商品を勧められるケースも少なくないので。