「もう仕事辞めたい!」といつも考えてしまう。仕事に行くのが辛い。そう感じてしまう時にやれることについて。忘れないでほしいのは、「自分の健康よりも大切な仕事なんてない」ということ。
「もう仕事辞めたい」と思った時に何ができるか
やることを大きく分ければ、以下の二つしか選択肢はないので、どちらかを選ぶことになる。
- 耐える
- やめる
耐えるのは場合によっては簡単。とりあえず、寝てしまえば忘れるかもしれないし、実際に仕事に行けば「もう仕事やめたい」という気持ちが薄れることもある。まあ、いつまでも「もう仕事辞めたい!」を何度もループしてしまう人でも、続けられることはある。
辞めたい仕事はやめてしまう
やめるのはリスクがある?耐えていればリスクはない?
実は、どちらにリスクがある。耐えるということは、「今は辞めない」と選択すること。これは、「辞めた場合に手に入る可能性」を捨てていることになる。つまり、時間と労力と精神力の無駄かもしれないということ。
やめたらやめたで、次の仕事があなたに合っているかどうおかわからない。このリスクは避けようがない。
逃げ出したいほど辛いなら辞めた方がいいかも
うつ病になったりするくらいなら、さっさと辞めてしまったほうがいい。うつ病になってしまうと、回復するどうかわからないので、その後が大変。
すぐに仕事を辞めることは理論上は簡単
「仕事を辞めること」のやる気があるのなら、すぐにでも辞めることはできる。バックレが一番手っ取り早い。ある日突然、会社に姿を現さなくなる。連絡も取れなくなる。本当にすぐに仕事を辞めたいのなら、これがシンプルでスピーディー。
バックレには否定的な意見も多いですが、「うつ病になるくらいならバックレたほうがいい」というのが僕の意見。親友がうつ病になったの目の当たりにしたからそう言い切れる。
もう仕事辞めたい時に使える、正式な手続きを踏んですぐに辞める方法
あんまり公式的な方法ではないかもしれないが、以下の手順を踏めば正式に、今すぐに仕事から逃げ出すことができる。まずは、「退職届」を用意する。「退職願」ではないのでご注意を。退職届が受理されれば、2週間ほどで退職することができる(法律で決まっていること)。
- 退職願・・・「退職させて下さい!」と願い出る書類
- 退職届・・・「もう退職します!」と知らせる書類
書き方なんかは、ネットにテンプレが溢れかえっているので、ここでは割愛。退職届が出来上がったら、会社に送り付ける。内容証明郵便で送ると効果的。
あとは、病欠でしばらく休む。これを2~3日続けた頃には、会社に「あいつ、退職届出したらしいぞ!」という噂が広がっているはず。その後も、テキトーに理由付けて、休み続ければいい。有給が使えるなら、申し出てもいい。退職届を出したら、後は2週間ほど会社に行かなければ、無事に退職(これが退職届の威力である)。
どうしてすぐに辞めることができるのか
「退職は、一か月前までに言ってね」というのは、会社が決めていること。労働基準法上では、「退職届が受理されてから、2週間で雇用契約は終了できる」ということになっている。退職届を受理してもらえないときは、弁護士などに相談するのもあり。
「退職代行サービス」で辞める
退職代行サービスというものを使えば、自分が動かなくてもすぐに仕事を辞めることができます。料金はだいたい3万円程度が相場。新しいサービスだけど、意外としっかりしたものなので、頼ってみるのもあり。
辞めた後のお金をどうするか
仕事から逃げ出した後のお金が不安なら
退職金があればラッキー。雇用保険の「失業給付」を早く受け取る方法もあるので、確認を。会社と相談できるのなら、何とかして「会社都合」で離職票を作ってもらう。これが「自己都合」になってしまうと、失業給付を受け取るのに、3ヶ月ほど待たなくてはいけなくなるので。
※失業給付・・・条件を満たしている雇用保険加入者が、退職時に受け取れる給付金。ザックリ説明するとだいたい10万~20万円くらいは毎月貰える(正確な数字は要確認)。
ちなみに、この失業給付、自己都合退職っぽい退職でも、会社都合扱いになるケースがいくつか存在する。
会社都合退職になるケース(あまり知られていないケース)
- 移転により通勤が困難になった場合
- 賃金の未払いが酷い場合
- 実際の内容と雇用契約内容がかなり違う場合
- 賃金が大幅に低下した場合
- 月に45時間を超える残業を3ヶ月以上した場合(退職前から計算)
- セクハラ・パワハラがある
- 会社が法律違反をしている
これ以外にもまだある。リストラや倒産以外にも、「これなら、辞めても仕方ないでしょ」というケースなら、会社都合扱いになるということだ。
詳細は、「ハローワーク」に相談するのが一番。タイムカードのコピーなどの証拠が必要になる場合もあるので、それも含めてハローワークに相談してみるといい。上で挙げたようなケースだと、ハローワークの職員さんが会社に問い合わせてくれたりするので、「一人で戦わないといけない」というわけでもないのだ。
失業給付などの手続きも、ハローワークで。「会社が離職票を送ってくれない!」などのケースも、相談に乗ってくれる。
※離職票の送付には、退職から3週間程度掛かるのが基本。
失業認定は意外と簡単である
失業給付を受け取るには、月に2~3回ほど「求職活動」をして、月に一回「失業の認定」を受ける必要がある。「求職活動」は、ハローワークのパソコンで求人検索をし、ハンコを貰うだけでも一回とカウントされる。もちろん、面接したりしてもカウントされる。そんなに難しくはない。
仕事を辞めた後の税金や年金の支払いに注意
生活費だけじゃなく、高額な国民健康保険料や国民年金、住民税の支払い義務も発生するので、注意。失業中の場合、申請すれば免除や減額をしてもらうこともできるので、忘れずにやるべし。
「もう仕事辞めたい!」はすぐに叶えられる
こんな感じで、逃げ出したいほど仕事が辛い時でも、もう仕事に行かないで辞めることは可能。やる気と勇気次第。耐えるのも根気がいるし、転職活動も何かと大変。仕事をするのは辛いものだ。
辛い仕事から逃げ出す前に転職先を見付けるべきか
できるならそれが理想だけど、やめてから転職活動する余裕があるのなら、それでもいい。
次の仕事を探す方法をまとめ
ハローワークで仕事を探す
ハローワークは、失業保険の手続きや失業の認定以外にも、職探しの場として使える。当たり前だけど。ハローワークに登録されている求人をじっくり探すこともできるし、気になる求人があったら、職員に相談しながら応募することもできる。
転職サイトで仕事を探す
転職サイトは数多く存在している。転職サイトによって掲載されている求人情報が違うものなので、複数登録して使うのが基本。転職サイトで仕事を探すのなら、職歴の登録なんかはしっかりやるべき。
書類選考で多数落ちることも覚悟して、数をこなすことも大切。
転職エージェントで仕事を探す
転職サイトとは違い、実際にエージェントのオフィスに足を運び、担当者と相談しながら仕事探しをしていくのが「転職エージェント」というものだ。サービスは無料で使える。「民間のハローワーク」のようなものだと思えばわかりやすい。
求人の紹介やら、書類添削やら、面接対策やら、転職に必要なことの大半はサポートしてくれる。
再び「もう仕事辞めたい!」にならなければいいが
日本には、ブラック企業が多い。次の仕事がブラックじゃないという保証はどこにもない。逃げ出したいほど辛い仕事を続けるのもリスクだが、今の仕事をやめて次の仕事に行くのも、やはりリスク。
せっかく仕事をやめて次に来たのに、「前の方がマシだった」と感じてしまう可能性だってある。
なので、いろんなことを天秤にかけて、あなたにとって最良の選択肢を見付けるのが大事ということ。逃げ出したい時でも、すぐに仕事を辞めることはできる。ただし、後戻りはできない。決めるのなら、慎重に決定すべし。
おすすめの転職サービス
転職サイト
登録しておけば、好きな時に求人の検索、応募ができるのが転職サイト。転職エージェントと違って全て自分でやる必要があるが、自由度は高い。サイトによって機能や求人に違いがある。
リクナビNEXT
リクルート系列の転職サイトで、かなりの大手。求人数が圧倒的に多く、「スカウト機能」などもある。とりあえず登録しておけば間違いない転職サイトの一つ。
キャリコネ
企業の口コミが見られる珍しい転職サイト。普通の転職サイトではわからない情報を手に入れることもできるので、次の仕事探しに慎重になっているときに活用してみるといい。
転職エージェント
民間のハローワークのようなもので、転職エージェントのオフィスに足を運び、無料で転職支援を受けられるサービス。サービス内容は、適職診断、求人の紹介、履歴書と職務経歴書の添削、面接対策、応募の仲介や企業への推薦、面接日程のなど様々。転職エージェントによってサービス内容と求人、オフィスがある地域が違う。
doda(デューダ)
最大手クラスの転職エージェント。オフィスの数が多く、求人の種類と数も豊富。とりあえず選んでおけば間違いない転職エージェントの一つ。
>>doda
ワークポート
IT系に特化した大手転職エージェント。IT系の求人が豊富なだけではなく、担当者もIT業界の転職ノウハウに詳しい。IT業界での転職を考えているなら、ここを選んでおけば大丈夫。
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