「節約が下手だからダメなんだ!」みたいなことを平気で言う人がいるけど、無理なものは無理。「諦めること」が大切な時だってある。エネルギーの無駄というの考えたいところ。
節約には、必ず限界がある。
「月収~万円でも1000万円貯金できました!」みたいなの、信じてはいけない。毎月2万円貯金したとしても、1000万円貯めるのに40年は掛かる。そもそも、収入が少なすぎると、毎月2万円の貯金だって無理なことがある。
「節約が足りない」って?いいや、「お金がないときは節約」という考え方しかできない脳みそが問題かもしれないんだぞ!
「収入が少なくても何とかなる」は嘘
これは身を持って実感したことだ。収入が少なすぎると、節約したって無理。普通の生活すらままならない状況にだって陥る。
まず、大前提として、「収入は多いに越したことはない」というのを忘れない方がいいだろう。これが、現実だ。
収入がそれなりにあれば、ちょっと無理して節約すれば効果が出る。収入が少なすぎると、「そもそも節約したところで無理」という感じになってしまう。
多くのお金を稼げれば、自由に生きることができる。お金がないと、自由を奪われる。綺麗事抜きにすれば、これが現実でしょうよ。もっと現実に目を向けてもいいじゃないの。
「節約術」って信用できるの?
「電気はこまめに消せ」「冷蔵庫はすぐに閉めろ」「水を使いすぎるな」「セール品を買うようにしろ」
果たして、このような節約術を実践して、いくらの節約になるだろうか。電気代を頑張って削ったところで、毎月1000円削れるかどうかってところだろう。普通に考えると、数百円が妥当なところ。
水道代だって、使うときは使ってしまうわけなんだから、減らすには限度がある。食費を削るのも、健康上は良くないかもしれない。
必要なものを無理に節約するのは、ストレスなどの弊害を生み出す。果たして、その節約はリスクに見合ったリターンをもたらしているだろうか。
「キャバクラ・ホスト通いがやめられない」「ギャンブルがやめられない」のような、一般的に考えて娯楽というものにお金を使いすぎている場合、そこを節約すればそれなりの効果を実感できるはず。
必要なものを削りまくるのは、限度がある。全く違う環境で生活している他人が推奨する節約術なんて信用しすぎてはいけないかと。
無理して節約しなくていいんです
節約には限界があるから。それに、節約を頑張り過ぎると、冒頭でも書いたように「節約!」しか考えられなくなってしまう可能性がある。
本当は収入を増やす努力とか、貰える給付金を探す努力とかしないといけないのに、節約しか考えられない。そんな状態で、金欠を抜け出すことなんてできるだろうか?
僕は、人間のこういう思考の偏りを呪いと読んでいる。誰がかけたのかはわからない。壁にぶち当たったら、自分に呪いがかかっていないか考えてみて欲しい。
自分の状況と向き合えるか
テレビを点けても、フィルターをかけられた綺麗な世界しか見ることができない。外出して見掛ける人も、大抵は飾っている。
日本の貧困問題は想像以上に深刻だそうだ。それは、僕たちの目に見えないところで徐々に進行している可能性がある。
自分はどこまでやばいのか。自分と向き合わないで、「節約術」とかばっかり調べていると、やっぱり間違った方向に努力する結果になるかも。