お金を借りるには?基本的な借り方をまとめてみる

投稿日:2016年9月26日 更新日:

お金を借りることの良し悪しは置いておいて、個人がお金を借りる方法をまとめていきます。

お金の借り方は、クレジットカードや消費者金融以外にもあるので、利息や担保などを考えながら、最適なものを選んでおきたいところです。

お金を借りる方法あれこれ

「総合支援資金」で国から借りる

管轄の市町村の社会福祉協議会を通じて、国からお金を借りることができる制度。それが、総合支援資金です。

総合支援資金の内容は、以下の通り。

  1. 生活支援
  2. 住居入居費
  3. 一時再建費

生活支援費は、基本的に、重度の病気が治り、生活が立て直せるまでのお金を借りるもの。

住居入居費は、賃貸契約するときの敷金や礼金などを支払う為に借りるもの。

一時再建は、就職や転職をするためのスキル習得や債務整理の為に借りるもの。

「低所得じゃないとNG」などの制約があるので、気になる場合は問い合わせしてみて下さい。ネットじゃなくて、電話じゃないと受け付けていないそうです。

ちなみに、「総合支援資金」だけじゃなく、「福祉資金」「教育支援資金」「不動産担保型生活資金」などもあります。

この辺の制度でお金を借りることができれば、消費者金融などよりも金利が圧倒的に低く抑えられます。

生命保険や学資保険などの契約者貸付制度を利用する

解約払戻金の範囲内(70%~90%ほど)で、解約払戻金を担保に、保険会社からお金を借りられる制度。それが、契約者貸付制度です。その名の通り、契約者しか借りることができません。

こちらも、消費者金融なんかよりは圧倒的に金利が低いので、借りられるのなら、こっちのほうがいい。契約内容や保険会社によっていろいろ違うので、まずは問い合わせてみるといいです。

教育費の穴埋めなら国の教育ローンも使える

以前はあった国民生活金融公庫。それが解散し、現在では日本政策金融公庫という株式会社に業務移管されている。

事業者向けの貸付が基本だけど、教育ローンもやっているので、教育費の為にお金を借りるのなら、問い合わせてみたいところ。

クレジットカードのショッピング枠を利用する

クレジットカードを使っていること自体、「お金を借りる」という行為(一回払いでもそう)。ただ、一般的な感覚で言うところの「お金を借りる」は、分割払いやリボルビング払いになると思う。

リボ払いと分割払いの違い!クレジットカードの支払い方法

「来月お金がなさすぎる!」というとき、クレジットカードのキャッシング枠を使うくらいなら、ほとんどのカード会社が用意している「あとからリボ」のような仕組みを使ったほうが、支払う利息が少なく済む可能性大。

キャッシングの利息は年利18%がほとんどだけど、ショッピングリボ払いの利息は15%であることが多い。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

キャッシング枠が設定されているクレジットカードをATMに入れれば、銀行口座からお金を引き出す感覚で、お金を借りることができる。

この方法なら、コンビニに行くだけで、簡単にお金を借りることができる。ただ、前述の通り、利息が高いので注意が必要。こういう無担保融資なんて、そんなものだと思っておくといいかも。

消費者金融や銀行のカードローンで借りる

カードローンと言えば、プロミスやSMBCモビットなどの消費者金融(ノンバンク系)と、銀行系のカードローンに分けられる。これらは無担保融資(不動産などを差し出さない)なので、住宅ローンなどよりも金利がかなり高いのが特徴。

プロミス

SMBCモビット

豆知識として、こういう記事も書いているので、ご参考までに。

カードローンとキャッシングの違いとは?かなりわかりやすく

親や親戚、友人や知人からお金を借りる

一番手軽そうで、実はかなり危険な方法。一歩間違えると、人間関係を崩壊させてしまう。お金を借りる場合は、たとえ仲の良い友人だとしても、借用書はしっかり書くべき。

借用書を拒否するような場合は、そもそも返す気がないということになる。

やってはいけないお金の借り方

闇金ってどんなもの?

利息制限法超えた金利で融資したり、総量規制を無視して無茶な融資をしたり、そもそも貸金業者としての届け出をしていなかったりと、危険な臭いしかしかない闇金さん。

しかし、近頃は、「明らかにヤクザじゃん!」のような闇金は減っているらしく、見た目は普通のサラリーマン系が多いらしい。

やたら親切にしてくれたりと、一見「面倒見の良い金融屋」という闇金が多いそうな。

漫画「クロサギ」では、主人公の黒崎が「面倒見の良い金融屋なんてどこにいるんだよ」とぼやいてましたけど。

言うまでもありませんが、闇金に関わってはいけません。闇金さん、知識のない人が好きな傾向があり、「他の会社では借りれないような人でも借りれますよ」みたいな特殊能力があったりするので、ご注意を。

クレジットカードのショッピング枠現金化は危険

都会で見かける怪しい看板「カード現金化」。これ、簡単に説明すると「クレジットカードのショッピング枠で何かしらの商品を買い、業者に売って現金ゲットできるぞ!」という代物。

昔は新幹線のチケットなんかを買うのが主流だったんですけど、いろいろ厳しくなったので、普通の商品だったり、怪しげなCD-ROMだったりが、最近の流行りらしいです。

やっている業者は、チケットショップなんかが多いですね。

カード現金化は、買った商品の金額通りのお金を借りれるわけがなく、「良く計算したらとんでもない高金利だった」というのが基本。やばい業者に引っかかると、犯罪に巻き込まれたり、詐欺られたりもするので、なかなか危険。

そもそもな話、カード現金化は、カード会社の規約違反だそうな。いろいろ面倒なので、いくらお金が欲しくでも、手を出してはいけません。

※一応、違法ではないらしいですけどね。なんとも、微妙な感じではありますが。

お金を借りるのは悪いことなのか

考えてみれば、みんなお金を借りてます。マイホームなんて、お金を借りて買うのが基本。車だって、そういうケースが多い。クレジットカードを使えば、毎回お金を借りていることになる。お金を借りないと学校に行けない人も多い。

「みんなやってるから大丈夫」ってことは言いません。

お金の借り方なんて、人それぞれ。下手な人がお金を借りれば、失敗する。それだけのことかと。

借金によって救われるケースもある。借金で破滅するケースもある。マニュアルなんてないのが、社会ってもんでしょうよ。

とりあえず、借金の危険ラインだけは知っておきたいもんだ。

借金の危険ラインは?収入と支出を見れば簡単にわかる

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