部屋探しのときに、じっくり注意して探さないと、後悔することになる。僕は現在後悔の真っただ中。引っ越したばかりだけど、既に引っ越したい。初めての大失敗。引越しは、費用が掛かる。数十万円は掛かる。だから、気を付けてやったほうがいい。僕のように後悔する人を少しでも減らしたくて、この記事を書くことにした。
僕が住んできたのは、賃貸アパートかマンション。一軒家の購入はまだ先の話。今までに4回引越している。そんな経験の中から、「ここは気を付けたほうがいい!」ということをメインに、部屋探しのコツを書いていく。
部屋探しするときの個人的なコツ
経験の中で培われた部屋探しのちょっとしたコツ。
不動産会社はいくつか渡り歩く
不動産会社によっては、対応もサービスも、扱っている物件も違う。たまたま見付けた不動産会社で「ここでいっか」とか妥協するのは危険。
もっといい物件を持っている会社があるかもしれないし、もっと対応がいい不動産会社もあるかもしれない。僕は、セカンドオピニオン的な感じで、気に入る物件・不動産会社が見付かるまで、不動産会社を渡り歩いている。
物件はできるだけ多く観てみる
「ここでいっか」というのは、後悔に繋がりやすい。「ここがいい!」という物件に巡り合えるまで、できるだけ多くの物件を見る。しばらくはそこに住むことになるのだから、かなり慎重に選ぶようにしている。
あらかじめ条件を絞っておく
家賃、最寄り駅、駅から部屋までの所要時間、間取り、構造、2階以上なんかはしっかり決めてから不動産会社に行く。あと、小鳥を飼っていいことは必須。いい不動産会社だと、「この辺だと、この駅周辺が安くていいよ」と教えてくれたこともある。
条件をかなり絞っておけば、「自分の条件にマッチした物件」の中から最良の物件を選ぶことができている。今回は無知だったせいでミスったけど。
何回は部屋探しをしていると、「常識の範囲」というのがわかってくる。常識の範囲で条件を出せば、条件に合わない部屋がないなんてことはなかった。
妥協はできるだけしない
妥協はしないようにしている。後悔するから。引越し・部屋探しはなかなかの出費を伴うものなので、投資する会社を決めるとき並みにじっくり選び、妥協しないようにしている。
納得できなければ日と不動産会社を改める
じっくり探しても見付からないときは、妥協しないで日を改めるようにしている。不動産会社の対応や抱えている物件が気に入らなければ、会社も変えるようにしている。
変に妥協すると、それが後に大きなストレスになったり、早急な引越しを誘発して更なる出費を生み出すかもしれないから。
部屋探しのとき、不動産業者の言うことは一切信じない
不動産業者は、人気のない部屋に人を入れようといろいろ騙してくるという話を聞いた。どんな部屋にも、「こんないい部屋ないですよ」みたいに行ってくる。
信じてはいけない。自分の感覚だけに頼り、自分で周辺のことも調べる。不動産業者は、本当に良い部屋も最初は隠すらしい。簡単に妥協するのはいい作戦とは言えない。
部屋探しするときに注意したいところ
数々の僕の後悔を基に書き綴る。
公園の隣は絶対にやめたほうがいい
今の部屋での大きな失敗はこれ。公園が隣にあること。しかも、一階。嫁が気にしてなかったので、妥協することにした。部屋を見に行ったときは静かだったし。
しかし、これが大きな失敗。
公園では、小学生が大声を出して遊んでいたり、ボールの音がうるさかったりと、休日や学校が休みの期間の昼間は全く静かじゃない。それに、小学生は平気でアパートの敷地に入って来て騒いだりもする。あの年だと、社会のルールとかそんなに理解してないから。ボールで窓ガラスが割られないかという不安もある。
小学生だけじゃなく、中学生が遊んでいることもある。町内会っぽいおじさんとかが集まってなんか開催しているのだろう。騒いでいることもあった。
公園の付近ではトラブルも起こりやすい
ネットで情報を見ていたら、うちの隣の公園なんてかなりマシなほう。夜は静かだし。たまに変なおじさんがいるけど。
公園が隣にあると、不審者なんかの危険性も高まるらしいし、酷いところだと、夜に若者が騒いでいたり、夏には花火の音がうるさかったりするらしい。
公園の隣に住むのは絶対にやめたほうがいい。経験者が断言する。もう二度と、公園の隣には住みたくない。普通の神経の人なら、まずは耐えられない。ちなみに、僕は子供が好きだ。それでも、他人の子供が私生活に大きく介入してくることには耐えられない。
マイホームを買う時にも、これは覚えておきたい。賃貸なら、すぐに引越せばいい。マイホームなら、そうはいかないことが容易に想像できるから。
公園の隣は安心だろうと思っていた
新婚なので、今後子供ができたときに便利だと思っていた。嫁もそう言っていた。しかし、公園の隣は居住スペースとしては最悪の場所。ネット上では、そういう後悔がたくさん書き込まれている。
徒歩5分くらいのところに公園があるのはいいと思う。しかし、隣は絶対にやめたほうがいい。しばらくは耐えられても、だんだん大きなストレスになってくる。
近くに学校などがあるところはやめたほうがいい
公園に付随して、学校の近くもやめたほうがいい。これも、騒音の問題。静かなところが好きなら、「なんか、安全そう」とか変に自分を納得させないほうがいい。
周りにどんな施設があるのかしっかり確認を
公園の隣は最悪。住んでみるとわかる。学校の近くも同じ。幼稚園や保育園も、隣にあるのは迷惑。その他、個人的に嫌なのは、パチンコ屋の近く、線路沿い、スナックの近くとかかな。
あと、今の地域の近くには自衛隊の基地があるんだけど、騒音が小学生の比じゃない。騒音というか、爆音が度々聞こえる。NHKの料金とかが割引になる「防衛特区」というやつらしい。これも、かなり厄介な存在。
僕は静かな環境が好き。周りにある施設に、快適なプライベートを妨害されることは、可能性として大いにある。
周りに騒音の原因があると、休日の昼間にのんびり映画を観るなんてこともできなくなってしまう。僕のように静かな場所が好きなら、部屋だけじゃなく、周りに施設にもしっかり気を配ったほうがいい。
アパートやマンションの一階は避けたほうがいい
嫁が妥協しちゃったので一階にしたけど、アパートの一階はマジで落ち着かない。駐車場は公共スペースなので、自分ら以外の人が入ってくることもある。
防犯の面を考えると、アパートやマンションの一階というのはどうも落ち着かない。やっぱり、2階以上に戻ろう。
できれば最上階がベスト
最上階は騒音が一番少ない。上の人の足音とか聞こえないし。今の部屋の前に住んでいたところだと、下が駐車場、上は部屋がないという最高のスペースだった。静かな部屋を求めるなら、最上階がベスト。
大通り沿いや車通りの多い道路沿いはやめたほうがいい
車の音や振動って意外とうるさい。親が引っ越したマンションが大通り沿いなんだけど、なかなかの騒音だった。僕の経験上、ベストポジションは細い路地のちょっと先にある建物。マジで静かだった。
木造アパートはやめたほうがいい
木造アパートは足音も響きやすいし、騒音問題が起こりやすい。鉄筋コンクリートのアパートに住んだときは、マジで快適だった。今は軽量鉄骨とかいうアパート。一階だけど、上の音はほとんど気にならない。
平日の夜にも部屋を見に来たほうがいい
夜、住民が全員帰ってきたとき。非常識な人が混ざっていると、とんでもない騒音トラブルに巻き込まれることもある。できれば、いろんなシーンで確認したほうがいいんだけど、結構疲れるからないがしろになってしまう部分でもある。
不動産情報の「徒歩~分」は歩いて確かめるべき
二十歳くらいのときに住んだ部屋でわかったこと。不動産会社の情報には「駅まで徒歩14分」と書いてあったけど、近道を探しても、20分はかかった。ちなみに、僕は歩くのそこそこ速い。ところどころ走れば10分くらいで着いたけど。
なんでも、この「徒歩~分」というのは直線距離で計算されているらしく、現実と乖離していること多いそう。僕は身を持って実感した。なので、電車をメインで使う場合は、実際に歩いて駅までの時間を確かめるようにしている。
コンビニが近いとかなり便利
コンビニが遠いと何かと不便ということに気付いてしまった。そこまで重要でもないんだけど。
スーパーも近いほうがいい
仕事帰りにスーパー行って、重い荷物を増やして帰る。このときに、スーパーから家まで遠いとなかなか疲れる。雨の日だと最悪。そんなに重要じゃないけど、スーパーが近いと楽チン。
引越しや契約に伴う費用に関する注意点
頑張ればかなりの節約に繋がる。
家賃は頑張れば普通に値切れる
物件や大家さん次第だけど、値切ってみる価値はある。あんまり店子が入らない物件だと、「もうちょっと安ければ住みたいんですけどね~」と、不動産会社の人から大家さんに交渉してもらえば、普通に値切れることもある。
友達なんか、「家賃は値切って当然でしょ!」と言っていた。
礼金は何が何でも値切るべき
礼金という不思議な費用。これ、大家さんに「お礼」としてそのまま渡される不思議な費用。僕的には、礼金は「意味が分からない」ので、いつも値切るようにしている。礼金の交渉は、結構上手くいった。
礼金がない物件がベスト。礼金なんて、意味わからないもの。
敷金は値切らなくてもいい
以前、敷金問題に直面したこともある。「敷金ってこんな役割あるんだ!」というのを体験した人間からすれば、「後に備えて、敷金は普通に払っておいたほうがいい」という結論に至った
普通にしてくれば返ってくるんだし、ここを値切る必要性は感じていない。
敷金問題対策はやっておくべき。写真撮るとか
敷金返還にまつわるトラブルは多いらしい。僕も実際に遭遇してしまったことがある。部屋を過度に汚したり、傷をつけたりしないのはもちろんのこと、入居してすぐにいろんなところを写真に撮っておいたほうがいい。後のトラブル防止に繋がる。
敷金の返還額に納得できないならすぐに交渉するべき
敷金というのは、基本的に全額返してもらえるものらしい。普通に暮らしていれば。年配の大家さんだと、そういう時代の流れに無知で、無駄に取られてしまうこともある。
行政が「経年劣化」に関するガイドラインを作っている。確認しておいたほうがいい。
敷金の返還について納得できないのなら、すぐに不動産会社を通じて大家さんに交渉するべき。僕もこれやったけど、こっちの負担を数万円分少なくしてくれた。
何のお知らせもなしに減らされた状態で敷金が返還されたこともある。黙っているのは、この社会ではマジで損。気になったことがあったら、バンバン交渉するべき。おとなしいのは、損をするだけ。
引越し業者のネットの評判は当てにならない
評判のいい引越し業者を選んだら、一回目はかなり対応が良かった。親切だった。でも、二回目は違った。横柄なスタッフさんがいた。かなり嫌な思いをした。
会社には、いろんな人がいる。高評価の引越し業者の中に、変なスタッフが混ざっていても不思議ではない。この際、料金だけで選んでもいいような気がしている。
引越し作業のときや引越し後に注意したいこと
何回か引越して感じたこと。
実際に引越し前に新居の掃除をしておく
僕がいつもやっていること。事前に清掃してくれているとは言え、埃が若干溜まっていることもある。家具がない状態で、掃除してから引越し作業するようにしている。
そんなに遠くに引っ越したことがないからできている芸当。
重い家具の下にはできるだけカーペットなどを敷く
家具を置いていることでできる自然な床のへこみは経年劣化の対象になる。しかし、トラブルを防ぐに越したことはないので、極端に重い家具の下にはカーペットを敷いてから家具を置くようにしている。
敷金問題に直面してからは、この辺が妙に慎重になったような気がする。
部屋の中での喫煙は控えるべき。賃貸だもの
喫煙による、タバコのヤニ汚れ。これは、行政が作っているガイドラインの中でも、経年劣化の対象にならない。喫煙によるヤニ汚れは、「吸ったほうが悪者」になってしまう。
ベランダに出て吸えるなら、それがベスト。ご近所トラブルにならないことが大前提だけど。今のアパートは、みんな喫煙者だからみんなベランダで吸っている。そこだけはかなり快適。
換気扇の下で吸っても、結局は部屋の中が結構汚れてしまう。エアコンの清掃代とか、壁紙の張り替えとかで、かなりの費用が請求される。賃貸の部屋の中でタバコを吸うのなら、敷金を捨てる覚悟が必要。マジで。
部屋の原状回復について学んだこと
常識の範囲内で暮らしていれば、家具のせいで床がへこんでも、普通にしていて、数年経過したせいで壁紙が黄ばんでも、経年劣化の範囲内であれば、敷金は返還されるということ。
詳しくは、行政のガイドラインを見てみるといいかも。
コツなんか調べてないで、注意すべき点を知ったほうが絶対にいい
部屋探し、引越しを何回かやっていると、「こうすればよかった」という後悔が積み重なっていく。「コツ」なんて調べるよりも、いろんな人の失敗談を知ったほうが、部屋探しには役立つと僕は感じている。