この記事で紹介するのは、勉強に使えるネタではありません。「この商品、どれくらい値切れるのか?」をザックリと計算する方法です。
値切る時のモチベーションに使える「原価」をザックリ計算します。
商品の原価はザックリわかる
ただし、このやり方は上場企業限定かも
この方法は、企業の決算書を見て原価をザックリと計算するもの。なので、決算書を公に公開してない会社では使えません。
業界平均とかわかれば、更にザックリ計算できないでもないですが。
決算書の「損益計算書」から、「粗利率」を見付ける
やることは単純です。まずは、Googleなんかで「企業名+決算短信」で検索します。すると、「~年度決算短信」というPDFファイルが見付かります。最新のやつを見ましょう。
PDFファイルの下のほうに、「損益計算書」というのが必ずあるので、見付けます。「売上高」とか書いてあるやつです。
見付けたら、「売上総利益(粗利)」を「売上高」で割ります。すると、「売上総利益率(粗利率)」が割り出されます。
粗利率を武器に買い物に行く
売上総利益率(粗利率)は、「売上に対して、いくらの利益(原価だけ考えた利益)があるのか」のパーセンテージ。
なので、この粗利率を、売られている商品の値段に掛ければ、その商品の原価がかなりザックリわかるというわけです。
例えば、粗利率が60%の会社があり、そこで一万円の商品が売られていれば、原価は「ザックリ4000円、6000円は利益(粗利)」という計算になるわけです。
この方法の問題点
同じお店でも、全ての商品の原価率が同じというわけがありません。さっきの計算で割り出されるのは、あくまでも「その会社の平均の粗利率」なんです。
正確な原価なんて、そのお店で働かないとわからないのが基本。もしくは、卸業者になるか。
原価付近までなら値切れる?
家電量販店なんかだと、原価付近まで値切れます。会社によって、ここの方針はマチマチ。
ちなみに、この方法はあくまでもモチベーションにしかなりません。これで計算した原価を盾にしてはいけません。だって、「ザックリ」の値なんだもの!
自分の中で、「この辺まで頑張ってみよう」とヒッソリ思う為にあるものです。
この方法で計算した原価を盾に値切っても、「的外れなことを言っている迷惑な客」にしかならないので、ご注意を!
会社からしたら、原価なんてものは絶対にお客さんに知られてはいけないものですし!お客の立場からすると、知って幻滅することもあるし。
お金の話は、取り扱い注意。