クレジットカードは、ポイントが貯まる。明細もしっかり残るので、クレジットカードを頻繁に使ったほうがお得だし、節約意識も芽生えるのではないか?
現実は、そんなに甘くないのかもしれません。クレジットカードで節約しようと思ったら、本当は無駄遣いを増やしていて、カード会社だけが儲かるような構図になっていたりして。
クレジットカードという不思議なアイテム
クレジットカードを使うと無駄遣いが増える!?
クレジットカードがあれば、現金がなくても買い物ができますよね。これが、落とし穴。クレカは「お金を使った感覚」が薄いために、「まあ、大丈夫でしょ」という意味不明な心理が働き、支出を無駄に増やしてしまう傾向もあるんだとか。
人間というのは、とりあえず行動し、「その後に」理屈で起こした行動を正当化する生き物という話もあるし。
後払いの心理と、人間の楽観的部分
クレジットカードを使って、実際にお金が引き落とされるのは、一ヶ月くらい先の話ですよね。
人は、楽観的。クレジットカードを使っても、「次の給料が入れば、大丈夫っしょ」という心理が働いてしまう。多くの人は、「大丈夫」と思ったはずなのに、「今月やばい!」と言い出す。そして、これを何回も繰り返す。
クレジットカード派から現金派へ
大きい買い物も、小さい買い物も、全て現金で支払う。こうすると、無駄遣いが減るらしい。
僕も実際にやってみたんですけど、確かに支出が減るんですよ。やっぱり、「現金を手放す痛み」というのは大きいもので、お金の使い方が慎重になるんです。
後払いじゃないから、今あるお金でしか買い物できないしね。
行動経済学が語る人間の心理
人は、お金を得る喜びよりも、お金を失う痛みのほうに強く反応すると、行動経済学は語っている。しかも、少しの差じゃなく、かなり違うんだとか。これは、投資をやっていると実感できます。
現物の「お金」を扱うって、上手なお金の使い方を身に付ける上で、大切なことなのかもしれません。
クレジットカードを使ったほうがいいケース
ケータイ代などの「固定費」の支払いは、クレカのほうがお得だと考えられる。あと、旅行代の支払いなんかも、「旅行保険」が適用されるので、クレジットカードで支払ったほうが賢明かもしれません。
その他、単発的な支払いは、全て現金。カードの支払いに困っているのなら、一度試してみることをおすすめします。