鳥のペットといえばセキセイインコがメジャーだが、僕は文鳥が好き。このブログのプロフィール欄に載っている写真の鳥が文鳥。
「ザ・小鳥」という感じでめちゃくちゃ可愛い。ちゃんと育てればかなり人になつくので、相棒になってくれる。やたらと肩の上に乗ってきたりする。小鳥を飼おうとしている人には、是非とも文鳥をおすすめしたい。
ここでは、文鳥を飼う中で培ってきた「文鳥の飼い方」を紹介。僕が持っている知識は、ペットショップの店員さんや動物病院の先生、本から学んだものがメイン。
あとは、飼う中で培ってきたもの。ネットの情報には疑わしいものもあったので、注意喚起も込めて。
手乗り文鳥にするために
ヒナ鳥の状態でお迎えが大事
手乗り文鳥は可愛い。放していると、僕や嫁の近くにどんどん寄ってくる。この状態で飼いたいのなら、まだ一人エサができないヒナ鳥の状態でお迎えするのが大事だそう。ペットショップの店員さん情報。
大人の文鳥だとなつかない可能性もあるらしい
ヒナ鳥は飼うのが大変。そんなに目が離せないし。なので、最初は大人の文鳥をペットショップで見ていた。すると、店員さんから、「この子たちは鳥として育っているから、なつかないわよ」と言われてしまった。
そこそこ羽が生えそろってきているヒナ鳥なら、もうすぐ一人エサができると言われたので、そこそこ大きくなったヒナ鳥を迎えることに。その当時は、家に誰かしらいる状態だったので、何とか育ててこれた。
買った後の持ち帰る準備の衝撃
僕は、文鳥を2羽飼った。もちろん、ヒナ鳥。「どうやって持ち帰るのかな?」と思っていたら、店員のおばちゃんが可愛いヒナ鳥を物凄く小さい箱の中に2羽ともぶっこんだ。
これ、初めて見て衝撃だった。嫁に聞いたら、小鳥を買う時は、いつもこれだと言っていた。別に乱暴なわけじゃなくて、これが一番いいんだそうな。
文鳥は寿命が長い
文鳥は、10年くらいは生きると言われている。犬や猫に比べれば短いほうだけど、それでも10年というのは長い。安易な気持ちで飼うのは、絶対におすすめできない。
文鳥を飼うために揃えたい道具
ケージはそこそこの大きさで
文鳥はストレスに弱いらしいので、あんまりストレスにならなそうな空間を提供してあげたい。ヒーターは必需品なので、それを入れるスペースがあることも大事。
うちの文鳥は、ヒナ鳥のときからずっと同じケージを使っている。
ペット用ヒーターは必須
文鳥は温かい地域の鳥なので、寒さに弱いんだとか。冬なんかは、ペット用のヒーターを点けっぱなしにしている。それに、具合が悪いときは「とにかく温めるのが大事」と言われたので、ヒーターは欠かせない。
僕が使っているのは、これ。
水浴びができる水入れを
ケージの中には、エサと水を設置するのが基本体制。文鳥の場合、水浴びが大好きなので、水浴びができるくらいの大きさの水入れを用意してあげている。エサ入れは大きいと散らかすので、小さ目。
水はねなどの防止グッズ
水浴びをするので、そのままにしておくとケージの周りが水浸しになる。いろいろ考えた結果、ケージに装着する透明のフィルムを見付けたので、設置することに。これがあると、かなり違う。
夜は布を被せてあげるといい
寝るときは、布やカバーをケージに被せてあげる。うちのケージにはブランケット(ひざ掛け)を2つ繋げたものを掛けてあげている。お休み用のカバーなんかも売っているので、そっちのほうがいいのかも。
ヒナ鳥のエサやり用に
ヒナ鳥には、挿し餌してあげる。挿し餌用の注射器みたいなグッズは必須。
お出かけ用に小さいかご
普段使うケージだけじゃなくて、お出かけ用の小さいかご(虫かごみたいなのでもいいらしい)を用意しておくと便利。旅行中にペットホテルに預けたり、病院に連れて行くときなんかに、重宝する。
ヒナ文鳥の飼い方
自分でエサが食べられるようになるまで挿し餌
粟玉をぬるま湯でふやかして、ぬるま湯と一緒にあげる。その際、ぬるま湯に栄養の粉みたいなのを溶かしてあげてた。小鳥専門店直伝のエサやり法。これを、一日何回かやってた。
ヒナ鳥は、エサが欲しい時には口を開けてギャーギャー騒ぐ。この時の声が一番デカかった。大人になってからのほうが静か。人間と一緒ね。
手の上でエサをあげる
手乗り文鳥にするためのコツみたいなの。挿し餌してあげるときに、手に乗っけてからやるとなつきやすくなるんだとか。
挿し餌を卒業するために
普段から、粟玉や粟穂なんかを設置しておく。すると、勝手に一人で食べるようになっていく。これ、本当。いつの間にか、挿し餌をしようとしても反応しなくなって、自分でエサを食べるようになっていった。
余計なものは見せないのが大事
幼少期は好奇心が旺盛なので、余計な空間とか、物を見せないようにするのがしつけだって、本に書いてあった。変なものに興味を示さないように育ててあげるのが大事らしい。
ヒナ鳥の放し飼いは危険かも
ヒナ鳥として迎えてからしばらくは、あんまりケージの外に出さないほうがいいと、店員さんに言われた。うちの場合、2週間くらいだったかな?外に出すのは、挿し餌するときにちょこっと出すくらいだった。
成長になってからの飼い方
挿し餌を卒業したら
餌箱には皮付きのエサ、水入れには水を入れてあげる。後は、定期的にメンテしてあげればオッケー。挿し餌を卒業してからは、飼うのが楽になる。エサの話は、後述。
ペットショップの店員さんによると、挿し餌を卒業することを業界用語で「仕上がる」と言うんだとか。ちょっとシュールだった。
水の交換やエサのメンテは欠かさずに
皮付きのエサは結構殻だけになったりするし、水も何だかんだで汚れてくるので、気が付いたら定期的にメンテしてあげてる。
ケージの掃除も定期的に
鳥なので、フンの回数がハンパじゃない。エサも結構散らかしたりする。ケージの床には新聞とか敷き詰めて、定期的に交換してあげている。
しつけの話
本に書いてあった情報。文鳥をしかってはいけない。嫌われる可能性があるから。文鳥はデリケートだ。文鳥のしつけは、「教えないこと」が一番だそうな。行ってほしくない部屋は見せない。食べさせたくないものは見せない。みたいな。
噛み癖は仕方がない
文鳥は、やたらと噛んでくる。いろんなものを噛む。人のだって噛む。結構力が強い文鳥もいる。成長に皮膚を噛まれると、さすがに痛い。冬になると、手の指のささくれを攻撃してくる。これ、マジで痛い。
しかし、文鳥の噛み癖は天性のもの。叱ってはいけないらしい。噛まれたくないなら、噛まれないように工夫することが大事。これも、本に書いてあった。
文鳥にあげるエサとか野菜とか
文鳥のエサの考え方
基本は、小鳥用の皮付きのエサ。人間で言うと、これが「白米」で、その他の栄養は「副菜」で取ることになるということ。これ、病院の先生が言ってた。
粟穂なんかは、週一回くらい。基本、皮付きのエサを食べさせる。これが大事だということ。皮付きのエサは、バランスを考えて配合されているそうなので、これをメインに食べさせるのが基本らしい。
ご飯は毎日交換してあげるといい
そんなことが本に書いてあった。衛生上の問題があるので、エサはつぎ足すのではなく、一日食べる分よりちょっと多いくらいの量をエサ箱に入れて、毎日交換してあげるのがいいんだと。衛生上は。
うちの文鳥には、一日小さじ3杯分の皮付きエサを入れてあげてる。小さじ3杯は、試行錯誤の結果。
にんじんがいいと病院の先生が言ってた
病院の先生からのアドバイス。なんでも、文鳥にはにんじんを与えるといいんだそうな。ビタミンAが豊富だからとか、何とか言ってた。うちでは、すったにんじんをあげている。
小松菜で換羽促進?
病院の先生は、「小松菜は効果ないと言われています」と言ってた。ペットショップの店員さんは、「小松菜やちんげん菜は換羽促進にいいのよ」と言っていた。
二人の専門家から別のことを言われると、マジで迷う。それを食べるうちの文鳥2羽は、小松菜が大好きだ。とりあえず、どっちもあげている。
みかんとかキャベツとかダメらしい
キャベツとかみかんとかは、病院の先生から「ダメ!」と言われた。みかんなんかは、ネットの情報から得た知識だった。ネットの情報よりも、僕は専門家の言うことを信じる。
食べられないものもたくさんある
文鳥に本に書いてあったんだけど、食べれないものがかなりあるらしい。なので、皮付きのエサと、小松菜とにんじん以外は今のところ与えないようにしている。
文鳥を放しているとき、人が食事していると寄って来て、人が食べているものを食べようとする。これ、結構危ない気がしているので、僕が食事するときはケージの中に入ってもらうようにしている。
病気かな?と思ったら
具合が悪そうなときは病院へ
2羽のうち1羽が、急に飛べなくなった。呼吸も速かったので、ソッコー検索して動物病院へ。サードオピニオンまでやった。先生によって、得意分野がある。小鳥に詳しい動物病院は意外と少ない。それを痛感した。
最終的には、2件目に言った病院の先生が「ここが詳しいよ」と教えてくれた病院へ。いろいろアドバイスしてくれているのも、そこの病院の先生。
とにかく温めることが大事らしい
とりあえず、レントゲン撮ったり、いろいろ検査してもらった。細菌とか検出されたというので、薬をもらった。
薬をあげるのも大事だけど、病院に行くのも大事だけど、具合が悪そうだったら、「とにかく温める」のが大事とも言われた。ヒーターを最初に買って正解だった。
見守っていてあげること
文鳥が具合悪そうなときに仕事に行く。これ、本当に不安だった。具合が悪そうなときは、病院に行くのも大事だし、できるだけ見守っていてあげたほうが、飼い主が安心する。
ペット病院の診察代とか高すぎ
かなり支払った。僕の花粉症の薬5年分くらいは払った気がする。3件も回ったし、その後も通院してるしね。ペットの通院費よりも、人間の通院費のほうが遥かに安いことを知った。
とは言え、文鳥が入れるペット保険もそんなになさそうなので、とりあえずそのままで行っている僕。
その他、飼う時の注意点やコツ
放し飼いでは危険がいっぱい
文鳥は飛び回るので、家にいるときはだいたい放し飼いをしている。家の中にある危険そうなものは、撤去。安全に遊べる空間を。
2羽以上飼う時はケージを分ける
文鳥は、繊細で、気が強い。大人になってくると、縄張り意識もかなり強くなってくる。2羽以上いると、やたらとケンカするようになる。病院の先生からのアドバイスで、最初は2羽一緒に暮らしていた我が家の文鳥たちは、別居中。
まあ、家は隣同士なんだけれども。
手からエサをあげるとなつきやすい
病院を連れまわしたら、病院に連れていったほうの1羽は手を怖がるようになってしまった。病院は、鳥でも怖いんだね。
そのことを病院の先生に相談したら、「手から大好きな食べ物あげるといいですよ」と言われた。今では、手からやたらと小松菜を食べまくって、くちばしを緑色にしている。
文鳥の睡眠時間を考えてあげる
本に書いてあったのが、「文鳥はできれば19時には寝かせてあげましょう!」ということ。人間のペースに合わせてしまうと、文鳥は完全に「寝不足」になる。
寝ている時には、大事な大事な成長ホルモンの分泌とかもあるので、遊びたい気持ちがあっても、夜はできるだけ早く寝かせてあげたほうがいいらしい。言われてみれば、納得の理屈。太陽が沈めば眠るべきだもの。鳥なんだから。
話しかけてあげる
本に書いてあったこと。エサを交換するとき、水を換えるときなんかは、話しかけてあげるといいらしい。「水換えるねー」みたいに。
ストレスに注意する
文鳥は、気が強いくせに繊細だ。ストレスにかなり弱いらしい。ストレスで死んでしまうこともあるんだとか。うちの文鳥は、クイックルワイパーとかやたら怖がるので、あんまり見せないようにしている。
手に慣れさせておく
いつかは、爪を切るために文鳥を握りしめなくちゃいけないときがくる。そのとき、いきなりビックリさせないためにも、幼少期から掴まれることにならしておくといいと、病院の先生が言ってた。
しかし、病院は別格だ。本当に怖かったみたい。
気が強くてデリケートな文鳥
とりあえず、やっていることとか教わったことをまとめてみた。気が付いた点などがあれば、修正していきたいと思う。
文鳥は、とにかく可愛い。ちゃんと育てれば長生きするみたいだし、かなりなつくので、いろいろあるけど、しっかり育てていこうと思う。
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