「悲しみのイレーヌ」という小説。ちっちゃい警部が主人公。フランスの人が書いた小説だったかな。
「悲しみのイレーヌ」について
終わり方がこれ以上ないほどの後味の悪さ
面白いんですよ。なかなか過激な残酷描写も多いんですけど。
「悲しみのイレーヌ」は、終わり方も過激です。事件を解決しようとして奔走する警部たちの活躍とか描いているわけですけど、最後は、事件です。
事件が起こって終わります。
タイトルを意識しながら読んでいれば、どういうラストになって終わるのかは何となく想像できます。
で、救いようのないラストが待ってます。ホント、絶望感しか残りません。
構成が面白い
物語構成が話題になってたみたいですね。第一部が400ページくらいあって、第二部はちょろっと。このおかしな構成は、読んでれば納得できました。
続編を読んだほうが救われるかも
僕は続編から読みました。友達が「これ面白いよ!」と貸してくれたので。
その続編が、「その女アレックス」です。こっちのほうが話題になってたので、僕みたいに続編から読んだ読者が多いんだとか何とか。
「その女アレックス」のほうがスッキリした終わり方。前作の事件についても触れているので、「その後」が気になったら、是非とも読んでおきたい小説。
というか、「その女アレックス」のほうがスッキリしていて面白いです。