ワイクラ

退職する前に知っておきたい失業中のお金の話

会社を退職した後は、意外とお金がかかります。理由のほとんどは、「退職して、社会保険から国民健康保険に変わった」や「厚生年金から国民年金に変わった」、「住民税を自分で支払うようになった」というもの。

今まで給料から天引きで支払われていたお金が、退職と同時に自分で納める必要が出てくる。これを想定していないと、退職してスッキリしたはずが、今度は「お金がない!」という悩みを抱えることになってしまうかもしれないんです。

退職すると、確かに「貰えるお金」もいくらかあります。しかし、同時に「出ていくお金」も発生するので、両方を視野に入れておいたほうがいいんです。

退職後に貰えるお金

退職すると、給料がなくなりますが、それと同時に貰えるお金もいくつか発生します。

退職金はケースバイケース?

まず、忘れてはいけない退職金。会社を退職すると、会社が支払ってくれるお金です。

ただ、会社によって対応はまちまちで、「退職金制度がない」という会社まであります。「退職金、いくらもらえるかな?」なんて期待してないで、退職する前に自分で確認しておく必要ありです。

雇用保険の失業給付

ハローワークで手続きをすれば受け取れる給付金。とりあえず、過去一年間は雇用保険に入っていたという実績があれば、受給資格は得られます。

退職すると、2~3週間後に会社から「離職票」や「雇用保険被保険者証」が送られてくるので、それが届いたらすぐにハローワークに行って手続きして下さい。ハローワークに行くのが遅いと、それだけ失業給付金を受け取るのが遅れてしまいます。

失業給付の手続きの際の持ち物

ちなみに、手続きの際には「離職票1と2」「本人確認書類」「印鑑」「写真(3×2.5)」「預金通帳」を持って行きます。

失業給付の申し込みの前に、「求職の申し込み」をします。その後、失業給付の手続きをする感じです。

自己都合と会社都合

これは、離職票にしっかりと会社が記載してきます。

ちなみに、「自分で辞めたら自己都合。リストラや倒産が会社都合」という単純なものではなく、「3ヶ月連続で月45時間以上の残業があった」「給料の未払いがある」「給料が大幅に下げられた」「パワハラや嫌がらせがある」など、「これは、辞めても仕方ないだろ」という理由があれば、会社都合(特定受給資格者)にしてもらえるので、困ったらハローワークに相談してみるといいです。

残業が多い場合は、タイムカードをコピーしたりや出勤記録のデータを印刷するなどして、証拠を残しておくといいです。

ハローワークにしっかり話せば、ハローワークの職員が会社に確認してくれます。その際、証拠があると強力な武器になるんです。

会社都合で退職されると、会社側にデメリットがあるので、自己都合を押し通そうとする会社が多い。注意して下さい。

失業給付を受け取るまでの期間

自己都合退職の場合は、申請した後に3ヶ月の待機期間があります。離職票の送付待ち期間などを合わせると、実際に給付されるまでは退職から4ヶ月くらいは掛かるので、注意。

会社都合退職(特定受給資格者)の場合も、離職票の送付待ち、7日間の待期期間(自己都合もこれはある)、失業認定日待ち、振込待ちなどがあるので、実際に振込まれるまで「退職から1ヶ月半くらい」は想定しておいたほうが無難です。

失業認定を受けるために

失業給付を受け取る為には、「仕事探しているよ!」という実績が必要。そのため、4週に一回「失業認定」というものの為にハローワークに行く必要があります。最低でも、次の認定日までに2回(会社都合の場合)の「職探してるよ」という実績が必要。

ちなみに、会社都合の場合、「求職の申し込みから失業給付の手続き」と「最初の失業給付についての説明会」だけで2回としてカウントされるので、そこまで気にする必要なし。

あとは、ハローワークでパソコン使って求人みて、職員にハンコ貰ったり、実際に面接したりしてれば、オッケーです。

失業給付金はいくら貰える?

正直、たいして貰えません。今までどんなに年収が高くても、貰えて20万円くらいが限度。「貰えるのは、フルタイムのフリーターの月収くらい」と思っておけば、そんなにショックも少ないはず。

公共職業訓練で給付金

職業訓練ができて、失業給付金も貰える。そんな制度もあるので、気になる方はハローワークに相談してみるといいです。

ハローワークに申請すれば「再就職手当」が貰えるかも

失業給付の給付日数を残して(貰える期間を残した状態)再就職が決まった場合、「再就職手当」というものも貰えます。

「一年以上の雇用が確実なこと」「前の事業者に復帰するわけじゃないこと」などの制約がありますが、「仕事決まったから、もうハローワーク行かなくて大丈夫だ!」なんて安心しないで、就職が決まったことをハローワークにしっかり申請して下さい。

退職後にかかるお金

ここ、意外と見落としがち。退職後に出ていくお金は想像以上に多いので、しっかり構えておく必要があります。

国民健康保険料は高額

社会保険の場合は、事業主と折半してたし、給料からの天引きだったので、「たっけー!」と思っても、そこまで気にはならなかったであろう健康保険料。

退職すると、今度は、国民健康保険に切り替わるのが通常(早めに申請すれば、社会保険の継続も可能【任意継続】)。

国民健康保険料は、自分で支払います。そして、これがなかなか高額なんです。

切り替えの手続きをした後、ある日突然「毎月3万円払ってね」みたいな納付書が届きます。前年の年収が500万円あたりだと、だいたい3万円オーバーくらい。

油断しているところにこれが来ると、正直、焦ります。

国民年金も厄介

国保と同じ感じで、国民年金の支払い義務も生じます。これも、2万円くらい払わないといけないので、油断しているとビックリ。

失業中なら、免除申請に行こう

ハローワークで失業の手続きをすると、説明会あたりで「雇用保険受給資格者証」というものが貰えます。これを持って、役所に行き、「失業中なので、国民健康保険料と年金の免除して下さい!」と駆け込めば、免除か減免(減額)の手続きしてくれます。

これも、できるだけ早めにやったほうがいいです。

住民税も忘れてはいけない

そういえば、同じ原理で、住民税の支払いも発生します。これも、なかなかヘビー。支払いに困ったら、役所に行って減額の相談をするのもあり。

国保や年金を支払わないと差し押さえ?

国保や年金、甘く見てると痛い目に合います。普通に督促状を送ってくるし、民間会社が「政府から委託を受けて、年金未払いの督促してます」ということをやってるし、滞納があまりに酷いと財産差し押さえも有り得るんです。

年金については、昔はもっと緩かった記憶があるんですが、安倍政権になってから取り立てが厳しくなったんだとか、なってないんだとか。

とりあえず、逃げ回る前に、役所に相談するべき。役所に行けば、差し押さえ回避もできるとか、できないとか。

生活費以外にも考えるべき出費があるということ

ここで一番言いたかったのは、これです。退職金が十分にある。貯金が十分にある。それならいいかもしれません。

そうじゃない場合、退職後、お金の心配が増える可能性があります。失業給付は、思ったよりも多くありません。そして、退職後に、国保や年金など、思ったよりもお金が掛かります。

会社都合退職で独身の場合、年金が全額免除(後で納付は可能)になったりもするので、怯えてばかりいないで、とりあえず行動するべき。

お金がない状態で退職すると大変?

そんなわけで、お金がない状態で退職すると、「政府的な出費」に悩まされる可能性があるんです。

そこについての議論は尽きなそうなので、ここでは言及しません。あえて言うなら、「世の中、お金がない人には優しくない」というところですかね。

かと言って、本当に嫌な仕事に無理矢理通い続けるのも大変。本当、厳しい世の中です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 - 仕事

  関連記事

やめたい仕事を続ける?失うものはないのか

「会社に入ったら、その会社で一生働くもの」なんて思い込んでいると、仕事をやめたくてもやめられなくなっているかもしれません。 でも、いざ社会に出てみると、そうでも …

働きたくない!と思いながらも仕事に通い続ける方法

働きたくない。もっと自由に生きていたい。それでも、お金を稼ぐためには働かないといけない。嫌な世の中だ。 「働きたくない!」というのは、常日頃から思っている。毎日 …

失敗しない給料日までの過ごし方!計画性を大事に

給料が入ると、気が大きくなって「どーん!」とお金を使ってしまい、しばらくすると「次の給料日まであとどれくらいだろうか・・・」なんて考え始める。 これを繰り返して …

客単価を上げる営業、接客の方法!お金の心理

アパレルの販売をやっていたとき、「どうやったら客単価が上げられるのか」というのを考え、いろいろ試行錯誤したことがあります。 その中で役に立ったのが、「行動経済学 …

おすすめの時間術の本まとめ。時間がないと嘆くあなたに【Kindle】

時間術を学べるおすすめの本たち 定番の時間術の本はやっぱりこれ 「レバレッジ時間術」は、スマッシュヒットを飛ばした、タイトル通りの時間術の本。ちょっと偏った時間 …

ハタラクティブのデメリット!若者向けの転職サービス

若者、特に第二新卒やフリーターでも歓迎してくる転職エージェントが、ハタラクティブ。 転職エージェントというのは、無料で転職支援(求人の紹介、書類の添削、面接対策 …

なぜブラック企業と戦わない?悪質な一例を紹介

プロブロガーのヨスさんのブログ「ヨッセンス」で紹介されていたブラック企業の話が酷すぎるのでシェア。 ※外部サイト 妻と子どもがインフルになった→「帰宅禁止」とい …

ブラック企業対策!労働法の正しい使い方を学ぶ

最近流行のブラック企業。ルールを無視し、時には暴利を貪り、ルールに乗っ取って企業運営をしている真っ当な企業よりも優位に立ってしまうブラック企業。 正に、社会悪。 …

働く意味と仕事をする目的がない?お金稼ぐだけじゃダメか

日々何となく働き続けていると、たまに「自分って、何のためにここまでして働いているんだろうか・・・」なんてブルーな空気をかもし出してしまうことがありませんか? こ …

おすすめの本総まとめ!ランキング形式で紹介

誰かが言った。 「本を読め。本には、先人達の経験や知恵が凝縮されている。だから、本を読め。」 娯楽のための本も多くありますけど、あなたの能力アップに繋がったり、 …