ワイクラ

お金系雑記ブログ

株価を予測することは不可能!「まぐれ」に惑わされるな

高層ビル

将来の株価を完璧に予測することなど、絶対にできない。ある研究チームが、こういう結論を出したと、ウォーレン・バフェットの本に書いてありました。

株で富を築くバフェットの法則[最新版]株で富を築くバフェットの法則[最新版]

株価の予測は、できるのか、できないのか。これ、考えてみればわかる気もします。そもそも、そんな方法があるのだとしたら、株で稼げる人がもっともっとたくさんいるはずですよね。

「金持ちになる方法」を読んでも、ほとんどの人は金持ちにはなれない。そういう現象と似ている。

株価を予測することなんてできない?

モデルケースは当てにならない

例えば、テクニカル分析の手法を解説した本なんかで、「こういうチャートの動きのときは、統計的にこう動きやすい」なんていうのがありますよね。

確かに、チャートの動きだけ見れば、「統計」が当てはまるのかもしれません。結果論かもしれませんけど。

それはさておき、株価が動く要因は何だと思いますか?

株価が動く要因はどこにある?

株価のチャートが全て?いいや、あれは「結果はこうでした」というグラフに過ぎません。なので、あれを当てにするのはいかがなものかと思ってしまう。

景気動向?確かに、それは一理ある。その他、企業の業績とか、その日の気分とか、株価の動きその物とか、季節的な問題とか、社旗情勢とか、いろいろ。

つまり、株価というのは、様々な要素が複雑に絡まって、結構複雑に決定されているってことなんですよ。企業の業績は大事ですけど、業績とは乖離して株価が動くことも多々ありますし。

だからモデルケースは当てにならない

様々な要素が複雑に絡み合って決定される株価という代物。では、ここで「過去はこうだったから、これからもこういう株価の動きをするはずだ」というのが、役に立つでしょうか?

これは、どうも当てはまる気がしない。僕が「株価の予測」なんてことをやめたのも、こういう理由からかも。

現在が、過去と全く同じ状況だと言えるのか?どうやって証明する気なのか?そういうのもわからないのに、「過去には」とか「統計的には」なんてものが役に立つのでしょうか?

「統計的には」という魔法の言葉

どうも、確率論とか統計学を持ち出して、変なことを吹き込む輩がいるみたいです。テクニカル分析なんかも、正にそれだと思っている僕。

統計学を極めてカジノの「ブラックジャック」で勝ちまくった人が、「競争優位で勝つ統計学」という本の中で、こんなことを語っていました。

「世の中には、統計学が応用できる分野と、そうじゃない分野がある」と。この人、ブラックジャックでは数字で勝つことができたけど、オプション取引のような、市場に参加しても勝てなかった。そこで出したのが、この結論。

何でもかんでも「統計的に」と言えば、数字に弱い人は騙される。そう思っている人も、世の中にはいるんでしょうか。怖い怖い。

競争優位で勝つ統計学 ---わずかな差を大きな勝利に変える方法競争優位で勝つ統計学 —わずかな差を大きな勝利に変える方法

確率的な考え方から株価の予測を考える

「オレの株価予測当たったでしょ?」というのは本当か

例えば、「A社の株は、明日は上がる」という予測をしたとしましょう。もちろん、予測した本人は、分析して出した結論だと言っています。

これ、どうなると思いますか?

単純に考えると、「五分五分」ですよね。たまたま上がれば、「ほら、予測当たったでしょ?」ってなるし、たまたま外れれば、何かしらの言い訳をするか、黙ってしまう。

不思議なことに、人の脳みそというのは、確率的に物事考えられるようにできていないそうです。だから、たまたまでも「予測が当たった」という事実と出会えれば、「外れる確率はどれくらいだったのか」というのを考えもせず、「予測が当たった」という事実しか見なくなってしまう。そういう傾向が、多くの人にある。

ちなみに、これ、「この株は絶対上がる!」とか「年で100%上がる」とかにも当てはまります。「まぐれ」って、面白い。

「黒い白鳥」と反証主義的なもの

「白鳥は白い」というのは、黒い白鳥が見付かった時点で、あっさり反証できる。反証するのは簡単だし、世の中のほとんどのものは反証できたりもするらしい。

「オレの予測は当たる」という人がいても、予測が外れれば、一瞬で反証されてしまう。でも、パチンコやっている人みたいに、大抵の人は、「良かったこと」しか人に話さない。だから、無駄に輝いて見えることもある。

確率論という面白い概念

例えば、「99%勝てるギャンブル」があったとします。これ、勝てますよね?負けませんよね?

でも、これが確率の面白いところ。そりゃ、ほとんどの人は、勝つでしょう。何回やっても、勝ち続けるでしょう。

しかし、「勝つ確率が99%」ということは、「負ける確率が1%ある」ということでもあります。中には、初回からいきなり負ける人も出てくる。悲惨なことに、何回やっても「1%の負ける確率」を引きまくる人も出てくる。

これは、「勝率が1%」でも、同じような現象が起こるわけです。世の中の成功者には、その「たまたま1%で勝ち続けているような人もいるんじゃないか」という話もしている、「まぐれ」という本から学んだ概念。確率的に物事を考えるようになると、視野が広くなりますよ。本当に。

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかまぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

参照:まぐれ、書評。投資家が運を実力と勘違いするワケ

株価の予測なんてできないと思いませんか

上で書いたように、「ただのまぐれ」で勝ち続けている人も、結構いると思われる。だって、株価の予測なんてできないんだから、「まぐれ」と考えるのが妥当ですよね?

考えてみて下さい。「自分の身に、明日何が起こるか」なんてわかりますか?完璧に予測できますか?

そんな身近なものも予測できないのに、もっと複雑な「株価」を予測できると思っているなんて、人間の傲慢ですよ。傲慢。将来のことなんて、起こってみないとわからない。

投資をひたすら勉強してたどり着いた答えの一つが、これでした。夢を見るのは、ディズニーランドだけにしとけってことですかね。

では、なぜ株を買うのか

株価の予測が不可能なら、株を買う意味はない?いやいや、そんなことはありません。株を買うと、企業に出資できるんです。企業が利益を出せば、配当などの形で還元を受けられるんです。

市場に出回っている株は、株価の値動きがある。それだけ。株価は、おまけみたいなもの。

本質を見失ってしまうと、やるべきこともわからなくなる。バフェットさんやグレアムさんなどの、「バリュー投資」の手法を学んでみたほうがいいかもしれませんよ。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

  関連記事

 - 投資

asahi
株式投資の未来、書評。株式投資の統計データ

株式投資では様々な憶測や妄想が飛び交うもの。あの株がこれから来るだの、あの業界は未来が明るいだの。「株式投資の未来」という本は、この憶測を一蹴するほどの威力を持 …

大きなオブジェ
金持ち投資家の投資術はレベルが高すぎる「金持ち父さんの投資ガイド – 上級編」

ショボい個人投資家じゃ何十年掛かっても到達できないような投資術。金持ち投資家は、それをやっている。偉大な投資家の本を読み漁っていると、そんなことを感じる。 今回 …

世界を股にかけるビジネスマン
セゾン投信の特徴とメリット

独立系の投資信託としてなかなかの人気を誇るのがセゾン投信。証券会社に口座を持っていれば買えるわけではなく、セゾン投信の専用口座を開設しないと買えません。 セゾン …

朝焼け1
一味違う投資初心者の入門書「金持ち父さんの投資ガイド – 入門編」

「投資の入門書」なんて買うと、「株の買い方」とか「投資信託の買い方」とか「こういう投資があるよ」とか教えられるのが普通じゃありませんか? 僕が最初に買った入門書 …

シェイクハンド
株を買うことの意味とは?株式投資と企業買収の話

そもそも株式とは何か。 株式とは、簡単に説明すれば「会社のオーナー権」です。つまり、株式を買うということは、会社(の一部)を買うということ。 普通、僕たちが買え …

nanyohagi
バリュー投資が学べる本5選!株で勝ちたいなら

株価とは違う「企業価値」を見付け出し、適正価値と株価の離れ具合を見て利益を得ようとするバリュー投資。株は、空売りを除けば「安く買って、高く売る」というシンプルな …

トランプガール
株の初心者が勉強すべき事と勉強が必須な理由

株の初心者が勉強すべきことは、「チャートの読み方」とか「必勝法」以前に、「株式はどういう仕組みなのか?」や「株価はどっやって決定されるのか」といった、「ルール」 …

Okinawa
株価が10倍以上になった銘柄を保有したときの体験談

どうも!しばらく株だけで生活していたことがあるケントマンです! あれは、社会人一年目の出来事。専門学校を卒業して社会人になったので、二十歳のとき。最初に始めた仕 …

camera
FXで借金まみれになる原因。黒い白鳥、人間の心理

「FXで借金まみれになった」なんて悲しいお話を目にすることがある。別の場所を見れば、「10万円で始めたFXで年収が数倍に!」なんて希望に満ちた(釣り?)のような …

2トランプガール
株の配当金が投資の利回りを引き上げるという話

最近の配当利回り状況はこんな感じ まず、配当利回りを簡単に。例えば、配当利回りが3%の株を1000円で購入したとしましょう。すると、預金金利みたいに、配当金が3 …